北の大地をさまよう 第3日目〜叔父大好き♪の巻

kurumi3062005-05-05

温泉旅行なので、朝風呂もあたりまえ。
ちなみにここのウィングの温泉というのは、別府に匹敵する泉質なんだそうです。
何がすごいかよく知りませんが、とにかくまとわりつく感じのお湯でした。
旅行にしてはものすごく早く起きて朝風呂に入って、朝ご飯を食べて、
今日は念願の日本最北端の地に行くのです。


浜頓別から走ること約1時間
本当に来てしまいました。日本最北端の地


ところが、気温5℃、しかも強風


寒すぎです。


とりあえず写真だけは撮ってとっとと終了してしまいました。


でも、このあたりは昔大きな船が沈んだり、大韓航空機が撃墜されたりと
悲しい事件が多発しているところでもあり、そういう慰霊碑がたくさんあって
ちょっと居たたまれなくなりました。


その次は、稚内空港の近くにある大沼
ここも白鳥が飛来していて、白鳥おじさんがうちの叔父の知り合いということで、
なぜかたこの刺身をいただいたりしていました。


そして、稚内市内に入ったんですが、ここで驚いたことがひとつ。
道路標識に、漢字、ローマ字・・・・ロシア語表記
このあたりはロシア人が本当に多いらしいですね。
そういう細かいことに驚きつつ、JR稚内駅を通過しまして、
お昼は全日空ホテルでいただきました。
ここのウニとたらこのパスタがサイコーにおいしかったです。


その後、高台にある公園の100年記念塔に行ったのですが、
ここでは樺太の歴史のパネル展示があり、これもまた悲しいお話で
また居たたまれなくなってしまいました。


そのあと、通り道のノサップ岬で写真を撮ったあとは、
札幌に向けて南下する一方です。


昨日からすごいなぁと思っていたのですが、北海道もここまで北にくると
誰も足を踏み入れたことのないであろう原野がものすごくたくさんあって、
本当に地平線が見えそうな勢いです。
そこには街灯どころか電線すら見当たらない。
何にも利用されていないただののっぱらが多すぎてびっくりしました。
叔父の話によると、この土地は痩せていて、農作物が一切育たないとか。
そんなところでも、集落とか学校とかがちょこちょこあって
ここで暮らしていく人のたくましさを思い知らされた気がしました。


ということでいろんなことに思いを馳せながら、札幌に到着したのは
午後8時。
この二日間の行程約800km
すべて叔父が運転しました。
うちの叔父は63歳、まだまだ元気です。
今回北海道に行くにあたって、叔父に「どこに行きたいか?」と聞かれ
私が真っ先に答えたのは「稚内」でした
叔父はそれを聞いただけでドッと疲れたとか。
それでも、10年前に勤務していた遠方の地にいくチャンスはめったとないだろう
ということで、一緒に行ってくれました。


今日の晩御飯は浜頓別や稚内で買ってきた、ほっけの燻製とか、
たことか、いくらとか、おいしいつまみでまたビール
うわっ、これで4連荘だ・・・